先日、当ショップの国内専属工房にお伺いし、造形物の製作を取材させて頂きました。
製作工程その1:型紙の作成
こちらの工房での製作は、機械を使わず、すべて職人の手作りで一から製作しております。
まず、お客様からご依頼がありました元絵を参考に、型紙に作っていきます。
ここは、二次元の写真やイラストを三次元の立体にするため、経験と知識が必要。
特に、写真やイラストでは読み取る事の出来ない質感や見えない所の製作には、職人の技術力の見せ所です
製作工程その2:材料裁断
次は、材料に形を書き写して切っていきます。
切り方や組み合わせ方で実際に立体に作っていくので、繊細なカッティングが要求される作業です。
カッターはもちろん、世界で初めてカッターナイフを発明したメーカー、オルファの「特専黒刀」
職人の使う道具にも、こだわりがしっかり見て取れます
製作工程その3:パーツ作成
切った材料をパーツごとに組み合わせ、今回は表面にエナメルを張って質感を再現。商品によって、塗装や装飾を行いクオリティーを上げていきます。
こちらは塗装作業の様子。細かな模様も全て文字通り職人の手作業で作られています。
なお、こちらの造形物の詳細は、以下のリンクからどうぞ。
製作工程その4:組み立て・微調整
最後に組み立てと、微調整を行います。今まで作ってきたパーツを縫製や接着などで組み立て仕上げていきます。
この時に、元絵や指示書などで確認を行い、修正が必要な場合はパーツ等に手を加えたり、型紙から作り直すこともあります。
造形物に対する妥協は一切許さない職人の魂をヒシヒシと感じました。
製作工程その5:完成
工房で製作された商品は、当事務局のスタッフによりお客様のご要望とチェックし、最終検品を行います。
また、ノウハウを蓄積して今後の製作に繋げれるよう、完成品の細部まで写真撮影を行います。
検品・撮影が終了しましたら、お客様にお届けするために、厳重な梱包作業を行い発送が完了します。
なお、こちらの造形物の詳細は、以下のリンクからどうぞ。
まとめ
最後に、職人さんにいくつか質問してみました
- Q、製作する際に大切にしている事はなんですか?
A、クオリティーにこだわるのはもちろんですが、お客様に使いやすく壊れにくい物を提供することです! - Q、材料はどこで調達していますか?
A、造形ボード(COSボード等)などは専門店で購入していますが、ほとんどの材料はホームセンターや手芸屋で調達しています! - Q、長時間にわたる製作をする際にモチベーションとなるのは何ですか?
A、もちろんお客様に喜んでいただけることです!そのために、妥協することなく高いクオリティーを求め、お客様が商品を見たときに驚いてくれるような作品になるよう頑張っています!
今回は長期間にわたって製作の取材をさせていただきましたが、造形物の製作は長年の経験と知識だけでなく、柔軟な想像力と発想力が要求される作業だということを実感いたしました。
エクシーMCスタッフ
最新記事 by エクシーMCスタッフ (全て見る)
- 夏季休業日のお知らせ - 2024年8月2日
- 年末年始休業日のお知らせ - 2023年12月29日
- 夏季休業日のお知らせ - 2023年7月29日